こんにちは!Child Fire基盤作り1年計画の第7回です。
前回、私たちは「Child Fireの目標額(例:1,450万円)」という目的地を設定しました。目的地が決まれば、次は「現在地」を知る番です。
フェーズ2の重要ステップである今回は、自分の資産と家計を徹底的に「見える化」し、**「あなたが現在、どの位置に立っていて、どのくらいの速度で走れるか(=毎月いくら投資に回せるか)」**を把握するための具体的な方法をご紹介します。
今回の目標:自身の「入金力(投資能力)」の把握
前回、短期目標として「毎月10万円の投資」を仮設定しましたが、現状の家計でそれが実現可能なのかを確認してみましょう。
おそらく、現時点では「そんな大金、絶対に無理!」という方が大半だと思います。私自身、大阪で会社員をしながら2歳の息子を育てていますが、初めて妻と家計の棚卸しをした時は、理想と現実のギャップに冷や汗をかいたものです。
でも、安心してください。少しずつ課題をクリアしていけば、達成できる可能性は大いにあります。まずは逃げずに、現状と向き合ってみましょう!
STEP 1:純資産と「見えない利息」の確認
まず、あなたの「純資産」を計算します。これは体に例えるなら「人間ドック」です。いくら優れた目標(潜在能力)があっても、家計の健康状態がボロボロでは、走り出す前に倒れてしまいます。
まずは家計をむしばむ「悪性腫瘍(高金利の借金)」などがないか、早急に確認しましょう。以下の表を参考に、身の回りの資産と負債を洗い出してみてください。
(※時短のため、売ったらお金になるかもしれない5万円以下の雑貨などは、一旦無視して構いません)
【純資産 = 資産合計 - 負債合計】
| 項目 | 資産(プラスの財産) | 負債(マイナスの財産) |
| 現金・預金 | 銀行口座、手元にある現金 | – |
| 投資資産 | 株式、投資信託、積立型保険など | – |
| 不動産・車 | 自宅や車の時価(今売ったらいくらか) | – |
| ローン | – | 住宅ローン、教育・自動車ローン |
| 借金 | – | クレカの未払金(リボ等)、消費者金融 |
資産と負債の「利回り(増えるお金・減るお金)」を計算する
洗い出しができたら、次に**「それらが1年間でどれくらいお金を生み出すか(または奪っていくか)」**を計算します。
- 資産側: すぐに現金化して投資に回しても良いと思える資産の「5%」を計算して記入します。(※すでに利回り5%を超える運用をしている資産は、その実際の利回りを記入)生活に必須な車などは計算から外します。
- 負債側: 借金の残高と金利を確認し、「年間でいくら利息を払う状態か」を計算してマイナスで記入します。
▼ 記入と計算のイメージ(例)
| 項目 | 資産・負債の金額 | 利回り(年間で増減するお金) |
| 現金・預金 | 現金10万円 / 預金30万円 | +1万円(※投資可能額20万の5%で計算) |
| 投資資産 | 積立型保険100万円(利回り1%) | +1万円 |
| 不動産・車 | 不動産1,000万円(利回り10%) / 車50万円 | +100万円(不動産の利回り) |
| ローン | 住宅ローン3,000万円(金利1%) 自動車ローン100万円(金利5%) 不動産ローン2,000万円(金利2%) | -75万円(利息の支払い分) |
| 借金 | クレカの未払金20万円(金利0%) 消費者金融20万円(金利10%) | -2万円(利息の支払い分) |
| 合計 | – | +15万円(年間の実質プラス) |
計算の結果、利回りの合計がマイナスになっている方は要注意です。回せる資産をすべて投資に回したとしても、何もしなくても毎年その金額分の資産が「見えない利息」として減っていく状態です。
単純計算で、手取り額の20%を超えるマイナス(例:手取り年収300万円の場合、利回りマイナス60万円以上)になっている人は、自力での解決が難しい「危険信号」です。手遅れになる前に、公的な借金相談窓口(法テラスなど)や専門家の力を借りましょう。
📌 借金のチェック:「良い借金」と「悪い借金」
負債の中で特に注意すべきが「借金」です。
- 良い借金: 奨学金や住宅ローン、不動産投資など、将来の価値に繋がり、かつ低金利なもの。
- 悪い借金(今すぐ排除すべき!): クレジットカードのリボ払い、消費者金融からの借金など、消費が目的で金利が高いもの。
投資で得られる平均的な期待利回り(年利5%程度)を下回る**「年利4%」を一つの境界線とし、これを超える高金利の借金がある場合は、投資を始めるよりも「借金の完済」を最優先**にしてください。それが最も確実でリターンの高い投資になります。
STEP 2:家計の「見える化」(収入と支出の確認)
次に、あなたのキャッシュフロー(毎月のお金の流れ)を把握します。これはダイエットのカロリー計算と同じです。「収入>支出」の状態を作らなければ、絶対にお金は増えません。
1. 収入の確認
給与明細や源泉徴収票を確認し、実際の手取り額を把握しましょう。
- 毎月の手取り収入: 給与、各種手当など。
- 年間の臨時収入: ボーナス、副業収入など。※残業代などで月々の変動が激しい方は、少し厳しめに「5%程度少なめ」に見積もって計算しましょう。(例:平均手取り30万円なら、285,000円として計算)
2. 支出の確認(固定費と変動費)
支出を「固定費」と「変動費」に分けて洗い出します。変動費は、ひとまずざっくりとした予算額(例:食費40,000円、日用品5,000円など)で構いません。
| 分類 | 特徴 | 費目の例 |
| 固定費 | 毎月(毎年)一定額を支払っているもの | 家賃、住宅ローン、光熱費、保険料、通信費(スマホ代)、サブスク、奨学金返済など |
| 変動費 | 月によって支払額が変わるもの | 食費、日用品費、交際費、趣味・娯楽費、交通費、被服費など |
STEP 3:投資に回せる金額の試算(入金力の把握)
家計が「見える化」できたら、いよいよ「毎月、どのくらい投資に回せるか」という入金力を計算します。
【 入金力 = 毎月の手取り収入 - 毎月の総支出 】
さて、計算してみていかがでしたか?
前回設定した短期目標である「月10万円」を投資に回せる余裕のある方は、おそらくほとんどいないと思います。毎月カツカツ、あるいは赤字という方もいるかもしれません。
でも、ここで「自分には無理だ」と絶対に諦めないでください!
むしろ、「現状のままでは目標に届かない」という現在地を、今このタイミングで正確に知れたことを喜びましょう。次回のフェーズ3以降で、「収入を増やす」「支出を劇的に減らす」という具体的なアクションを起こせば、必ず目標の入金額に近づくことができます。
まとめと次回予告
今回は、Child Fireの旅路において欠かせない「現在地」を把握しました。
- 純資産と利回りの確認: 家計の健康状態を知る。多額のマイナスがある場合はプロに相談を!
- 借金の整理: 年利4%を超える「悪い借金(リボ払い等)」は、投資よりも最優先で完済する。
- 家計の見える化: 収入と支出(固定費・変動費)を洗い出す。
- 現在の入金力の確認: 理想の目標額と、現実の入金力のギャップを知る。
次回、第8回は、いよいよフェーズ2の締めくくり**「Fireを達成するためのマインドセットとモチベーション維持法」**です。
目的地、現在地、そして走る速度は確認できました。あとは前に進むための「燃料(やる気)」を燃やすだけです!ゴールを目指して一緒に突っ走りましょう。次回もお楽しみに!


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