【第6回】いくら必要?「Child Fire」のゴール設定と、月10万円を生み出す目標分解

ChildFire

こんにちは!Child Fire基盤作り1年計画の第6回です。

前回までで、私たちは「さ・し・す・せ・そ」という行動の羅針盤を手に入れました。これで心理的・物理的なスタートダッシュは完了です。しかし、立派な羅針盤があっても「目的地」がわからなければゴールには辿り着けません。

今回からスタートするフェーズ2では、速度を落とさず進むために目的地を明確にし、自分の現状を分析していきます。第6回は、いよいよChild Fireの「具体的な目標設定」に入ります。

今回の目標:具体的な最終目標(ゴール)を立てる

前回の「し(信じる)」を実践するために、具体的かつ実現可能な目標を立てましょう!立てた目標はスマホの待ち受けや手帳など、毎日目に触れるところに掲示して、脳に後押ししてもらうのがコツです。

目標設定の3要素:「いつ・何を・どのように」

「子育てのお金の不安をなくしたい」という漠然とした気持ちを具体的な行動に変えるには、目標を以下の3要素で定義する必要があります。

  • いつまでに?(期間): 5年後、10年後など、期限を区切る。
  • 何をどれくらい?(目標値): 資産〇〇万円、年間配当〇〇万円など、具体的な数値を設定する。
  • どのように?(達成手段): 毎月〇万円積立、副業で月〇万円稼ぐなど、具体的な行動に落とし込む。

この3要素を明確にすることで、毎日の行動の質が劇的に向上します。

目標は3段階に細分化する

最終目標(長期目標)は大きすぎて、日々の行動に結びつきにくいものです。そこで、目標を以下の3段階に分解します。

  1. 長期目標(最終ゴール): Child Fire達成に必要な資産額。
  2. 中期目標(1年ごと): 1年間で達成すべき資産額。現在地を確認するマイルストーン。
  3. 短期目標(毎月の行動): 毎月の入金額、今週の節約など、すぐ実行できる行動。

目標を分解することで、「今、自分が何をすべきか」が明確になり、挫折しにくくなります。

【STEP 1】ゴール設定:子供が一人前になるまでの費用

まず、Child Fireのゴールとなる「目標貯蓄額」を設定します。

ここでは「子供が大学を卒業して一人前になるまでの22年間」と仮定し、必要な費用を計算してみましょう。費用は大きく分けて「生活費」と「学費」です。

項目仮定される費用試算の前提
生活費2,500万円子供の養育費(食費、衣類、習い事、お小遣い等)を22年間で試算。
学費(公立)1,000万円幼稚園〜大学卒業まで、すべて公立校に進学した場合。
学費(併用)1,250万円幼稚園〜高校まで公立校、大学を私立校に進学した場合。
学費(私立)2,500万円幼稚園〜大学卒業まで、すべて私立校に進学した場合。

▼ 22年間の総額(目安)

  • A. 公立コース: 3,500万円(生活費+学費)
  • B. 併用コース: 3,750万円(生活費+学費)
  • C. 私立コース: 5,000万円(生活費+学費)

まずはご自身の希望に近いコースを選び、目標総額を仮設定しましょう。今回は、多くの方が選ぶ**「3,750万円(併用コース)」**を仮の目標額として進めます。

(※物価上昇は加味していませんので、今後の状況に応じて見直す必要があります)

【STEP 2】目標額の計算:取り崩しで賄うための元本

では、この「子育て費用総額:3,750万円」を、投資信託の取り崩し(不労所得)だけで賄うには、いくらの元本を貯める必要があるでしょうか?

便利な「取り崩しシミュレーション」のサイトで計算してみましょう。

22年で3,750万円ということは、月額約14万円の出費になります。年利5%で運用している投資信託から、毎月14万円を22年間取り崩し続けるために必要な初期投資額は……**「2,250万円」**です。

結論、私たちの長期目標は2,250万円と決定しました!

……いやいや、**「そんなに貯められる力があれば、最初からこんなブログ読みに来てないわ!」**というツッコミが聞こえてきそうですね(笑)。

その通りです。というわけで、もう少しハードルを現実的なラインまで下げましょう。

手当と奨学金でハードルを下げる

私たちの強い味方となるのが、国からの手当や奨学金制度です。

名称適用可能な時期金額の目安
扶養手当扶養中月額10,000円(※勤め先による)
児童手当0〜2歳月額15,000円
児童手当3歳〜高校生年代月額10,000円
奨学金大学在学中月額120,000円(※第二種上限の目安)

これらを仮に「扶養手当:月1万円」「奨学金(第二種):月12万円」として計算に組み込むと、親が負担すべき目標金額は3,750万円から**「2,400万円程度」**にまで下がります。

もう一度シミュレーションしてみましょう。

22年で2,400万円ということは、月額約9万円の出費です。年利5%で運用しながら毎月9万円を22年間取り崩すために必要な初期投資額は、**「1,450万円」**となります。

いかがでしょうか? まだまだ不安はいっぱいですよね。でもご安心を!今後の連載で目標は柔軟に見直していくので、とりあえず今回は、この「1,450万円」を目標に計画を立ててみましょう。

【STEP 3】5年間で達成するための「目標分解」

このChild Fire目標額「1,450万円」を、5年間で達成すると仮定し、長期・中期・短期目標に分解します。

目標の種類期間目標値行動への分解例
長期目標5年後投資資産 1,450万円毎月の入金力を高め、複利効果を最大化する。
中期目標1年後投資資産 120万円現在の資産から逆算し、1年目の到達目標を決定。
短期目標1ヶ月後毎月の入金 10万円家計の最適化(支出減・収入増)をし、入金目標を達成する。

■ 長期目標(5年後)

先ほど試算した「1,450万円」の投資資産を獲得することです。

■ 中期目標(1年後)

14,500,000円を5年で貯めるには、単純計算で毎月約21万円の積立が必要です。しかし、給料の上がり幅や、家計の最適化がこれから進むことを考慮し、1年目の目標は現実的に**「投資資産120万円」**と設定します。

■ 短期目標(1ヶ月後)

年間120万円を投資に回すには、**「月10万円」**を投資する必要があります。

今まで本格的な資産形成をしてこなかった方にとって、月10万円の捻出は非常にハードルが高く感じるかもしれません。しかし、私自身も現在2歳になる息子を育てながら、パートナーと協力して家計を最適化し、まずはこの「月10万円の捻出」からスタートしました。

フェーズ3以降で解説する「家計の最適化」を順番に実践すれば、決して不可能な金額ではありません。明るい未来に向かって、何とか食らいついていきましょう!

まとめと次回予告

今回は、Child Fireの目的地(ゴール)を明確にしました。

  1. 目標は「いつ・何を・どのように」の3要素で定義する。
  2. 目標を長期・中期・短期に細分化し、すぐできる行動に繋げる。
  3. 子育て総費用から逆算し、Child Fire目標額を設定する(例:1,450万円)。

次回、第7回はフェーズ2のもう一つの重要要素である**「現状把握」**に入ります。目的地が決まったら、次は自分自身の「現在地」を正確に知ることで、そこへ到達するための最短ルートが導き出されます。どうぞお楽しみに!

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